Lime、IPO申請も10億ドルの債務問題
原題: TechCrunch Mobility: Lime’s IPO gamble
なぜ重要か
マイクロモビリティ業界初の大型IPOとして注目されるが、債務問題が業界の収益性課題を象徴している
電動スクーター・自転車レンタルのLimeが2026年5月10日にIPO申請を発表。Uberが出資し、収益は成長しているが、約10億ドルの流動負債を抱え、6億7580万ドルが2026年末までに返済期限。資金調達ができなければ事業継続が困難と警告。
Lime CEOのWayne Tingは2020年から数年間IPOについて言及してきたが、ついに米証券取引委員会にS-1登録届出書を提出した。同社の収益は成長しており、フリーキャッシュフローは黒字、2023年以降純損失は縮小している。ただし2024年から2025年にかけて若干の増加も見られる。Uberとのパートナーシップにより、収益の約14.3%がUberアプリ経由での利用から得られている。しかし重大な課題として、約10億ドルの流動負債があり、そのうち6億7580万ドルが2026年末まで、計8億4600万ドルが12ヶ月以内に返済期限を迎える。Limeは十分な流動性を持たないため、IPOによる資金調達や債務契約の変更ができなければ事業継続が困難になる可能性があると明記している。リスク要因として、都市のインフラ投資や道路の穴ぼこなども挙げられ、利用が比較的少数の市場に集中していることも課題として指摘されている。