AV各社が商業化戦略を選別、Waymoは米2州に集中
原題: TechCrunch Mobility: AV companies pick their lanes
なぜ重要か
AV各社が「広域展開」「パートナー提携」「特定市場集中」と戦略を分岐させており、量産・収益化フェーズの競争軸が明確になりつつある。
2026年9月27日、TechCrunchのKirsten Korosec記者が自動運転(AV)業界の商業化戦略を分析した。Wayveはメルセデス・ベンツと提携し2年以内にLevel 2製品を展開予定。Waymoはカリフォルニアとテキサスに全約4,000台の約80%を集中させ、テキサスの車両数は過去3週間で49%超増加。Auroraは2030年までに自動運転トラック3万台超の運用を目指すと表明している。
自動運転技術の商業化が加速する中、各社は異なるスケール戦略を選択しつつある。TechCrunchのKirsten Korosec記者が9月27日付けのニュースレター「TechCrunch Mobility」で整理した。
**パートナーシップによるスケール**
英国スタートアップのWayveはメルセデス・ベンツと商業提携を締結。2年以内に少なくとも1車種へ同社の自動運転技術を組み込む計画だ。対象はLevel 2製品(特定操作を自動化するが、ドライバーは引き続き注意義務を負う)で、完全無人のLevel 4ではない。ただしWayveはすでに日産やStellantiswith との同様の提携も持ち、完全自動運転サービスへの布石にもなっている。今年初めには日産・Uberと組み、東京でロボタクシーサービスの開始を発表している。
**地理的集中と拡大の両立**
Waymoは約4,000台のロボタクシー車両のうち約80%をカリフォルニアとテキサスに集中。特にテキサスの車両数は過去3週間で49%以上増加した。同社はまた、10代ユーザーへのサービス展開という新たな利用者層の開拓も進めている。
**自動運転トラックのAurora**
Auroraはテキサスを主要市場に据えつつ、パートナー網を広げる戦略を取る。CEO Chris Urmson氏は「建設フェーズを脱した」と述べ、2030年までに3万台超の無人トラックを稼働させる目標を発表。年内には200台以上の無人トラックを実現する計画だという。
Korosec記者は「AVは(特にサンフランシスコベイエリア以外では)まだ普及していない」と指摘しつつも、商業化への移行が本格化していると分析している。