StreetComplete iOS版がパブリックベータ公開
原題: StreetComplete on iOS is now in public beta
なぜ重要か
市民参加型GISアプリのiOS展開は、OpenStreetMapコミュニティへの参加者層を大幅に拡大する可能性がある。
OpenStreetMapの地図データを市民参加型で改善するAndroidアプリ「StreetComplete」のiOS版が、2023年12月にGitHubでトラッキングissueが開設されてから約1年半を経て、パブリックベータテスト段階に到達した。開発はKotlin Multiplatformを活用したアプローチで進められており、UIにはCompose Multiplatformを採用している。
「StreetComplete」はOpenStreetMapの地図情報をクイズ形式で誰でも改善できるオープンソースアプリで、これまでAndroid専用だった。GitHub上のissue #5421によると、iOS移植のマスタートラッキングチケットは2023年12月20日に開設され、当初11件のサブタスクがすべて完了したことでパブリックベータへの移行が実現した。
技術的なアプローチとして、開発者westnordostはKotlin Multiplatformを採用した。既存のコードベースが100%Kotlinで書かれており、KotlinはSwiftと構文的に似た現代的な言語であること、そして多くの依存ライブラリがすでにKotlinのみで書かれていることが選択の理由として挙げられている。UIの共有にはCompose Multiplatformを使用しており、同フレームワークはJetpack ComposeのiOS対応版として位置付けられる。
プロジェクトはSotM Europe 2024での講演でも紹介されており、スライドと説明ノートが公開されている。コントリビューターからの協力も引き続き募集中だ。パブリックベータの具体的な配布方法(TestFlightなど)については、issueの続きで案内されている見込みだが、現時点で公式の詳細は限定的だ。