Sierra、9.5億ドル調達で企業AI競争が本格化
原題: Sierra raises $950M as the race to own enterprise AI gets serious
なぜ重要か
企業向けAI市場での競争激化を示し、大規模資金調達により同分野での技術革新と市場拡大が加速する可能性がある
Bret TaylorのAIスタートアップSierraが、Tiger GlobalとGVが主導する9.5億ドルの資金調達を発表した。調達後の評価額は150億ドルを超え、同社の資金総額は10億ドルを上回る。AI活用した顧客体験のグローバル標準を目指すとしている。
OpenAIの会長でSalesforceの元共同CEOを務めるBret Taylorが創設したSierraは、Tiger GlobalとGVが主導する9.5億ドルの資金調達を完了し、評価額が150億ドルを超えたと発表した。同社は調達した資金をAI活用した顧客体験の「グローバル標準」となるために使用するとしている。
Sierraは2年前に4社のデザインパートナーから始まったが、現在はFortune 50企業の40%以上が顧客となっている。同社のプラットフォーム上で稼働するAIエージェントは、住宅ローンの借り換えから保険請求処理、返品管理、非営利団体の資金調達キャンペーンまで、数十億件のやり取りを処理している。
Sierraは急速な成長を記録しており、昨年11月に年間経常収益1億ドルを達成し、今年2月には1.5億ドルに到達したと発表している。4月には「Ghostwriter」というエージェント構築サービスを開始し、ユーザーが自然言語で必要な機能を記述すると、自動的に専用エージェントを作成・展開する機能を提供している。
UberのCTOは、同社がエージェンシャルAIツールを導入後すぐにAI予算を使い切ったが、約8000人のエンジニアのうち10%のコードが自動生成されるなど意味のある結果が出始めていると語った。