Mozilla、asm.js最適化を無効化へ

原題: Saying goodbye to asm.js

なぜ重要か

ウェブ技術の進化を示す重要な節目で、WebAssemblyの成熟とasm.jsからの移行完了を象徴する出来事

MozillaはFirefox 148でSpiderMonkeyエンジンのasm.js最適化をデフォルトで無効化し、将来のリリースでコード完全削除を計画すると発表。asm.jsは2013年のFirefox 22で導入されたJavaScriptサブセットで、ネイティブ速度でのウェブコード実行を可能にした技術。WebAssemblyの普及により役目を終える。

Mozillaは2026年5月20日、SpiderMonkey JavaScriptエンジンでasm.js最適化機能をFirefox 148からデフォルトで無効化すると発表した。将来のリリースでは関連コードを完全に削除する予定。asm.jsは2013年にFirefox 22で導入された技術で、静的型付けされたJavaScriptサブセットをエンジンが認識してネイティブコードにコンパイルすることで、ウェブでネイティブ速度のコード実行を実現した。この技術により、UnityやUnrealなどのC/C++コードベースが初めてウェブに移植可能となり、Epic Citadelデモはわずか4日で移植された。asm.jsはWebAssemblyへの道筋を開いた重要な技術で、Firefox 52でWebAssemblyが登場した。現在はWebAssemblyが成功を収めasm.js使用者の大部分が移行済みのため、保守コストと攻撃面削減のため無効化を決定。既存のasm.jsコードは通常のJITで動作し続けるが、WebAssemblyへの再コンパイルでより高速な実行と小さなバイナリサイズが得られる。asm.jsコンパイラOdinMonkeyは13年間の役目を終え、WebAssembly最適化コンパイラBaldrMonkeyに継承される。

出典

spidermonkey.dev — 元記事を読む →