Samsung TVにゼロデイでroot取得、プライバシー問題が発覚

原題: Root shell on Samsung TV

なぜ重要か

スマートTV市場全体に関わるプライバシーリスクであり、IoT端末のセキュリティ規制議論を加速させる可能性がある。

セキュリティ研究者「log4j」氏は2025年モデルのSamsung TVに不審な広告ターゲティングを感じたことをきっかけに調査を開始。ファームウェアはAES暗号化されていたため、ゼロデイ脆弱性を利用してroot shellの取得に成功した。その結果、常時マイク録音機能、自動コンテンツ認識、位置情報取得、ネットワークマッピング、4種のDRMサービス、ユーザープロファイル構築など広範な収集機能と、400社以上のパートナーへのデータ共有が確認されたと報告している。

セキュリティ研究者でバグバウンティハンターのlog4j氏が2026年10月21日、X(旧X)への投稿で2025年モデルのSamsung TVにゼロデイ脆弱性を使ってroot shellを取得したと公表した。投稿は公開から数日で260万回以上閲覧されている。

発端は、同氏がSamsung TVで不自然なほど精度の高いターゲティング広告を受け取ったことだ。ファームウェアを解析しようとしたところAES暗号化が施されており、鍵を入手するにはUART/JTAGによる物理的なハードウェア解析が必要な状況だった。そこでゼロデイ脆弱性を突いてroot権限を奪取することに成功した。

root取得後に確認されたとされる機能は衝撃的だ。「常時稼働のホットマイク機能」「Automatic Content Recognition(ACR)」「地理位置情報の取得」「ネットワークマッピング」「ターゲティング広告サービス」「4種類のDRMサービス」「ユーザープロファイルの構築」、そして「Samsung及び400以上のパートナー企業へのテレメトリ送信」が含まれるという。

log4j氏はGamersNexusへの言及でメディア報道も呼びかけており、詳細なwrite-upの公開を示唆している。一方でSamsungのセキュリティ機構「Knox」についても言及されており、別ユーザーはKnoxやEL2ハイパーバイザーが機能していなかった可能性を指摘している。現時点でSamsungからの公式声明はなく、脆弱性の技術的詳細も未公開の段階だ。

出典

x.com — 元記事を読む →