RipGrep muslバイナリで大規模検索時にセグフォルト発生

原題: RipGrep musl binaries occasionally segfault during very-large searches

なぜ重要か

OpenAI Codexをはじめ広く採用されているripgrepのmuslバイナリに再現性のあるクラッシュバグが確認されたことで、組み込み先サービスへの影響範囲が問われる。

2026年7月26日、GitHubのripgrep公式リポジトリにIssue #3494が登録された。ripgrep 15.2.0のx86_64-unknown-linux-musl向けバイナリが、大規模な検索処理中に断続的にセグメンテーション違反(segfault)を引き起こすことが報告された。同バイナリはOpenAI CodexにバンドルされているものとバイトレベルでまったくSameであることも確認されている。

報告者のdfoxfranke氏は2026年7月26日、ripgrep 15.2.0(リビジョンe89fff8)のx86_64-unknown-linux-musl向けバイナリが、大規模な検索処理中に断続的にセグメンテーション違反を起こすというIssueをBurntSushi/ripgrepリポジトリに登録した。

該当バイナリのバージョン情報は「ripgrep 15.2.0、features:+pcre2、simd(compile):+SSE2/-SSSE3/-AVX2、simd(runtime):+SSE2/+SSSE3/+AVX2、PCRE2 10.45(JIT利用可能)」と記録されている。

報告者は当初、OpenAI Codexに同梱されているrgバイナリでこのバグを発見した。その後、GitHubの公式リリースページ(ripgrep-15.2.0-x86_64-unknown-linux-musl.tar.gz)からダウンロードしたバイナリがOpenAI Codexのものとバイトレベルで完全に一致することを確認し、Codexとは独立した環境でも同様の不具合を再現できたとしている。

詳細な原因分析のため、報告者は環境変数「CROSS_CONTAINER_ENGINE=podman」および「CARGO_PROFILE_RELEASE_DEBUG」を用いてデバッグシンボル付きでripgrep 15.2.0をビルドし直し、調査を進めている。Issue本文はビルドコマンドの途中で切れており、詳細な原因箇所はまだ公開されていないが、musliビルド特有の問題である可能性が示唆されている。

現時点でIssueはオープン状態にあり、公式の修正やワークアラウンドは発表されていない。ripgrepはGitHub上で66,800以上のスターを獲得している人気の高速検索ツールであり、多数のツールやサービスに組み込まれているため、影響範囲の把握が注目される。

出典

github.com — 元記事を読む →