Replika創業者、12年越しのAIアシスタントをWabiで実現

原題: Replika’s founder built the AI assistant she pitched at Disrupt 12 years ago

なぜ重要か

個人向けAIアシスタント市場の競争が激化する中、UX設計の差異化が製品の生存を左右する分水嶺となっている。

Eugenia Kuydaは2026年10月19日、AIアシスタントアプリ「Wabi」を全ユーザー向けに正式ローンチした。Kuydaは12年前のTechCrunch Disruptで会話型チャットボット「IO」を披露。その後ReplikaのCEOを退き、2025年に2000万ドルのプレシードを調達してWabiを創業。今回のWabi 2.0はメッセンジャー形式のマルチスレッド型AIアシスタントとして刷新された。

Eugenia Kuydaが2014年のTechCrunch Disruptで披露した「IO」は、レストラン予約や旅行手配をこなすライフスタイル特化の会話型チャットボットだった。当時はDeep Learningの大きな突破口が生まれる前で、今日の大規模言語モデルには遠く及ばなかった。「それでも機能していた。かなり魔法のようだったが、今あるものとは比べ物にならない」とKuydaはTechCrunchに語った。

その後、Luka(LukaはのちにReplikaへピボットI)はAIコンパニオンとして広く知られるようになり、KuydaはReplikaのCEOを退任。2025年に新会社Wabiを立ち上げ、2000万ドルのプレシードを調達した。

初期のWabiはプロンプトでミニアプリを作り友人と共有するソーシャルプラットフォームとして紹介されたが、Kuydaのチームは「ユーザーが個人用ソフトウェアを好む一方で、自分でアプリを作る時間はかけたくない」という課題に直面。そこでWabi 2.0では、アプリ生成の主導権をエージェント側に移した。メールアカウントを接続した瞬間、エージェントが自動でスレッドとアプリを立ち上げる仕組みだ。

Wabi 2.0の核心はマルチスレッド設計にある。健康スレッド内にダイエット記録アプリ、家族スレッドに近所の子供向けイベント表示アプリなど、テーマ別のスレッドに専用アプリを組み込める。競合のMuseやInstinctが1本の無限スクロール型スレッドに情報を集約するのと対照的で、Kuydaは「単一スレッドはコンテキストが蓄積するほど使い勝手が悪くなる」と指摘する。

個人向けAIアシスタント市場にはMuse、Instinctなど新規参入が相次ぐ。受信トレイ管理から最安フライト検索まで一括対応を謳うサービスが乱立する中、Wabiはアプリ生成とマルチスレッドという2つの軸で差別化を図る。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →