Rednote、中国と海外ユーザーを分離へ
原題: Rednote Draws a Line Between China and the World
なぜ重要か
中国発ソーシャルメディアの国際展開戦略として、データ分離による規制対応モデルを示す重要事例
中国のソーシャルメディア「Rednote」が国際展開を進める中、中国ユーザーと海外ユーザーを分離する措置を講じている。新たに国際版ウェブドメイン「Rednote.com」を開設し、シンガポールに法人を設立。月間アクティブユーザー数は3億人で、2025年1月のTikTok一時禁止を機に国際的注目を集めた。
2013年創設のRednoteは中国で最大級のソーシャルメディアプラットフォームに成長し、月間アクティブユーザー数は約3億人を誇る。若い都市部住民がライフスタイルや旅行コンテンツを共有する事実上の標準アプリとなっている。2025年1月にTikTokが米国で一時禁止された際、「TikTok難民」トレンドで国際的注目を集めた。同社は現在包括的なグローバル戦略を展開中で、米国での企業従業員採用や地域オフィス開設を進めている。新たに国際版ウェブドメイン「Rednote.com」を開設し、一部ユーザーを従来の中国版ドメイン「Xiaohongshu.com」から誘導している。また中国国内ユーザーと海外ユーザー向けに別々の利用規約を公表した。企業登録データベースによると、親会社の小紅書は2025年中頃にシンガポールで「Rednote Technology PTE LTD」を登録。国際ユーザーのデータをシンガポールベースのサーバーでホストすると主張している。現在のところ国際・国内ユーザーが見るコンテンツは同じだが、将来的により劇的な分離が懸念されている。中国版では18歳未満の利用を「推奨しない」一方、国際版では米国法規制に合わせ13歳で線引きしている。コンテンツモデレーションガイドラインも異なり、中国版では政治コンテンツに関する明示的規則があるが、国際版では「差別」を禁止している。