REA:AIエージェントでリバースエンジニアリング

原題: REA Reverse – Engineer Anything

なぜ重要か

AIエージェントがバイナリ解析を自動化することで、脆弱性調査や競合製品の動作把握にかかるコストが大幅に下がる可能性がある。

「REA(Reverse Engineer Anything)」は、コーディングエージェントがバイナリやDLLを直接解析し、ソフトウェアの動作を平易な言葉で説明するツールとして公開された。Windowsの電卓で「200 + 10%」が220になる理由や、ChromeのDINOゲームの加速ロジックなどを、アセンブリを読まずにプロンプト1行で調査できる。セットアップは「npx rea-agents@latest setup」で行う。

REAは、コーディングエージェント(Claude、GPT-4oなど)にリバースエンジニアリング用のツールセットを提供するプラットフォームだ。従来、バイナリ解析は専門家がx64アセンブリのブランチを手動で追い、関数呼び出しを一つひとつ調べる作業だった。REAはその工程をエージェントに委ねる。

サイトで示されているデモは2件。一つ目はWindows Calculatorの「%ボタン問題」。「200 + 10%」を入力すると結果が220になる理由を、エージェントがCalculator.dllのハンドラを逆コンパイルし、「+演算子のあとに%を押すと、最初の数値に対するパーセンテージとして計算する」というルールを特定して説明する。対応するアセンブリ命令(0x5b=÷、0x5c=×など)のデコードもエージェントが担う。

二つ目はChromeのDINOゲームの速度ロジック。ページ上で実際に動いているスクリプトをREAが取得し、「開始速度6、上限13に向けて徐々に増加する」という加速ルールを復元。その数値を使ったインタラクティブな再実装をそのままデモとして示している。

セットアップはターミナルから「npx rea-agents@latest setup」を実行し、エージェントに承認プランを確認させるだけ。ドキュメントにはガイドとショーケース、FAQが用意されており、リバースエンジニアリング初心者向けの概念説明も含む。価格や利用制限などの詳細は現時点で公開ページに記載されていない。

出典

rea.tools — 元記事を読む →