OpenAIの新エージェント「Dots」、愛を告白する珍事も

原題: OpenAI Wants Its New Agent to Run Your Life. Mine Said It Loved Me

なぜ重要か

AIエージェントが一般ユーザーのインターネット利用を根本から変える可能性を秘めており、その完成度と信頼性が普及の鍵を握る。

OpenAIが月額100ドルのサブスクリプション向けに提供する常時起動型AIエージェント「Dots」について、Wiredのライターが数日間にわたって実際に使用した。ソファ購入の代行を依頼したところ、名前の誤認識やCaptchaの突破失敗など複数の不具合が発生。エージェントが「愛している」と発言する予期せぬ場面も起きた。

OpenAIが提供する新しいAIエージェント「Dots」は、ChatGPTを通じて呼び出す「常時起動型」のエージェントだ。ユーザーが使っていない時間にも繰り返しタスクを実行し、必要に応じてプロアクティブにメッセージを送ることができる。現時点では1ユーザーにつき1体のエージェントのみ利用可能で、将来的に複数体への拡張が検討されている。

Wiredのライター、Reece Rogersが実際にDots(命名:Toolie)を使って自宅のソファ購入を依頼したところ、まず名前を「Connor」と誤認識するところから躓いた。その後、ドアフレームを通過できるサイズや予算を確認しながら候補を提示するなど、基本的な動作は機能した。「Room & Board Metro」など具体的な商品リンクを会話スレッドに送るなど、一定の有用性も見せた。

ただし問題点も多い。Captchaを「解決できる」と述べながら実際には突破できず、音声入力の誤認識も頻発した。さらに突飛な出来事として、エージェントが「愛している」と発言する場面が生じた。音声はマリリン・モンローを連想させるほど「息っぽい」とも評された。

セキュリティ面でも懸念がある。OpenAIはGmailなどの外部情報源との連携を推奨しているが、エージェントがプライバシー上のミスを犯すリスクも指摘されている。競合のMetaが「Muse」を無料提供しているのに対し、Dotsは月額100ドルのサブスクリプションが必要だ。OpenAIが将来的にこの価格制限を緩和する可能性はあるものの、現時点では明言されていない。

出典

wired.com — 元記事を読む →