OpenAI、ChatGPT新デフォルトモデルGPT-5.5 Instantをリリース
原題: OpenAI releases GPT-5.5 Instant, a new default model for ChatGPT
なぜ重要か
新モデルの精度向上と機能拡張により、AI分野の競争が加速し、企業の生産性向上ツールとしての採用がさらに進む可能性が高い
OpenAIは5月5日、新しい基盤モデルGPT-5.5 InstantをリリースしてChatGPTのデフォルトモデルとして採用すると発表した。法律、医学、金融などの分野でハルシネーションを削減し、低遅延を維持するとしている。AIME数学テストで81.2点を獲得し、前モデルの65.4点を上回った。
OpenAIは5月5日、GPT-5.3 Instantに代わるChatGPTの新しいデフォルトモデルとして、GPT-5.5 Instantをリリースした。同社によると、この新モデルは法律、医学、金融などの機密性の高い分野でハルシネーション(幻覚)を減らしながら、前モデルの低遅延性能を維持するという。
OpenAIは先月、コーディングや知識作業の分野で改善を図ったGPT-5.5モデルの最新版をリリースしていた。新モデルはAIME 2025数学テストで81.2点を獲得し、旧モデルの65.4点を大きく上回った。また、MMMU-Proマルチモーダル推論ベンチマークでも76点を記録し、前モデルの69.2点を上回る性能を示した。
特に注目すべきは、コンテキスト管理機能の強化だ。GPT-5.5 Instantは検索ツールを使用して過去の会話、ファイル、Gmailを参照し、よりパーソナライズされた回答を提供できる。この機能は当初ウェブ版のPlusおよびProユーザーに提供され、近日中にモバイル版への展開も予定している。無料、Go Business、エンタープライズユーザーへのアクセス拡張も数週間以内に実施される予定だ。
アップデートにより、ChatGPTは全モデルでメモリーソースを表示し、回答の生成元を明確化する。ユーザーは古いソースを削除したり、間違った回答を修正したりできるが、チャットを他人と共有してもメモリーソースは表示されない。
開発者向けには、GPT-5.5モデルがAPI経由で「chat-latest」として利用可能となる。有料ユーザーは3ヶ月間に限りGPT-5.3も選択できる。過去にGPT-4oモデルが廃止された際は、ユーザーから強い反発があったが、2026年2月に予定通り非推奨となった経緯がある。