OpenAIがインド最大市場の責任者にUber元インド責任者を起用
原題: OpenAI poaches Uber India chief to lead its biggest market outside the US
なぜ重要か
インドは急速に成長するAI市場であり、大規模な開発者基盤と膨大なユーザー層を擁する。米中AI企業の競争激化を背景に、市場支配力の確保が重要性を増している。
OpenAIはUberのインド・南アジア前会長プラブジート・シンをインド初のマネージングディレクターに任命した。同社がインドを米国に次ぐ第2位市場と位置付ける中での人事。シンは9月に就任し、消費者成長、企業採用、パートナーシップ、規制対応、運営を統括する。
OpenAIはインド市場強化に向けた大型人事を発表した。Uberインド・南アジア部門の前会長であるプラブジート・シンを、同社初となるインド国内マネージングディレクターとして起用する。シンは金曜日にUberからの辞任を表明し、9月からOpenAIに参画予定。アジア太平洋地域のマネージングディレクターであるキラン・マニに報告する。
シンはインドにおける消費者成長、企業採用、パートナーシップ、規制対応、運営の責任を担当する。この人事はOpenAIのインド投資の最新事例であり、同社は昨年8月にニューデリーで初の拠点を開設、今年はムンバイとベンガルールに新たなオフィスを開設予定。
OpenAIはインドでの人材確保も加速させており、AI導入エンジニア、開発者体験エンジニア、開発者マーケティングリード、パートナーディレクター、ソリューション エンジニアなどの職種で採用を進めている。
過去数カ月間、OpenAIはインドでの高等教育、企業決済、AI搭載コマース、ウェブストリーミングなど複数領域でパートナーシップを構築。また同国のデータセンター整備にも参画している。インドのChatGPT急速採用を成長の証拠と指摘。リライアンス、タタ・グループなどの大手コングロマリットが初期パートナーとして関わっている。
2024年にはTruecaller・Meta元幹部プラグヤ・ミスラをパブリックポリシー・パートナーシップ責任者として採用、その後戦略・グローバルアフェアーズ責任者に昇進させた。元X India責任者リシ・ジャイトリーはAI政策に関する政府関与を支援するシニアアドバイザーとして参画している。
インドは広大な開発者層、10億以上のインターネットユーザー、生成AIへの急速な需要増加から、米国AI企業にとって主要な競争地点として浮上。競合Anthropicはベンガルール拠点を2025年後半に開設し、元Microsoft India マネージングディレクターのイリナ・ゴーセをインド責任者に任命している。