ニューヨーク市病院システムで180万人の医療データと指紋が盗難

原題: NYC Health and Hospitals says hackers stole medical data and fingerprints during breach affecting at least 1.8 million people

なぜ重要か

米国最大級の公的医療システムでの大規模データ侵害は、医療セキュリティの脆弱性と生体認証情報保護の課題を浮き彫りにしている

米国最大の公的医療システムNYC Health and Hospitalsが、2025年11月から2026年2月まで続いたサイバー攻撃により、少なくとも180万人の医療記録、個人情報、指紋スキャンが盗まれたと発表した。第三者ベンダーの侵害が原因とされている。

ニューヨーク市の公的医療提供者NYC Health and Hospitals(NYCHHC)は、数カ月にわたるデータ侵害で少なくとも180万人が影響を受けたと発表した。NYCHHCは米国最大の公的医療システムで、100万人以上のニューヨーク市民に医療サービスを提供しており、その大部分は無保険者や州の医療給付を受ける患者である。

同医療システムは2月2日にサイバー攻撃を検知し、ネットワークを保護したと発表した。ハッカーは2025年11月から2026年2月まで同システムのネットワークにアクセスし、その間にファイルをコピーしていた。侵害は名前を明かさない第三者ベンダーの侵害によるものとされている。

盗まれたデータには、患者の健康保険プランおよび保険証書情報、診断・薬物・検査・画像などの医療情報、請求・支払い情報が含まれる。社会保障番号、パスポート、運転免許証などの政府発行身分証明書も流出した。また「正確な位置情報データ」も盗まれており、身分証明書の写真に撮影場所の正確な位置情報が含まれていた可能性がある。

特に深刻なのは、生涯変更できない指紋や掌紋などの生体認証情報が盗まれたことである。NYCHHCは生体認証データを保存する理由について説明していない。一般的に従業員候補は犯罪歴チェックのため指紋登録が必要だが、患者の生体認証も盗まれたかは不明である。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →