MicrosoftがOpenAIから四半期100億ドルの収益を計上
原題: Microsoft recorded $10 billion in revenue from OpenAI
なぜ重要か
OpenAI由来収益がMicrosoftの総収益の約11%を占める構造は、AI投資回収の本格化と両社の競合・依存の複雑な関係性を示す。
Microsoftは2026年10月28日、同年9月30日終了の四半期においてOpenAIとの商業契約(収益分配を含む)から100億ドルの収益を得たと規制当局への提出書類で開示した。これはMicrosoftの同四半期総収益923億ドルの約11%に相当する。2026年度通期のOpenAI由来収益は241億ドルに達し、現在のペースが続けば年間400億ドル規模となる。
Microsoftが米証券取引委員会への提出書類で明らかにしたところによると、2026年9月30日終了の四半期(同社の2027会計年度第1四半期)に、OpenAIとの商業契約から100億ドルの収益を計上した。総収益923億ドルに対する比率は約10.8%であり、両社の財務的結びつきの強さを改めて示している。
2026年度通期では、OpenAI由来の収益は241億ドル。直近四半期の水準が続けば、年換算で400億ドルを超える計算となる。
一方、9月末時点でOpenAIからの未収金(売掛金)は72億ドルに上り、6月末の60億ドルから増加した。これは過去の取引に対してOpenAIが支払う義務を負う金額であり、新たな収益とは異なる。
収益の内訳については、収益分配によるものとAzureクラウドサービス利用によるものが明示されておらず、TechCrunchはMicrosoftに詳細を問い合わせている。2025年11月にTechCrunchが報じたリークによれば、MicrosoftはOpenAIから2025年前9か月間で8億6580万ドルの純収益分配を受け取っており、OpenAIが収益の20%をMicrosoftに分配する契約が存在するとされているが、両社は公式には確認していない。
2026年4月の合意でOpenAIは2030年まで(上限あり)の収益分配を継続する義務を負う一方、他社クラウドプロバイダーとの連携も認められた。2025年10月にはMicrosoftがOpenAIの独占的クラウドパートナーの地位を手放し、その代わりにOpenAIはAzureの追加購入を2500億ドル分コミットしている。
なおMicrosoftのOpenAIに対する持分比率は、2025年10月の資本再編後の約27%から段階的に低下し、9月末時点では24%となった。希薄化の具体的な原因は開示されていない。