Microsoft、10四半期連続で過去最高収益を更新

原題: Microsoft hits 10 quarters of record-breaking revenue in a row

なぜ重要か

クラウドとAI投資の相乗効果が10四半期連続の最高益を支え、エンタープライズ向けAI需要の持続性を示す先行指標となる。

Microsoftは2026年10月28日、2026年度第1四半期(7〜9月期)の売上高が923億ドルと前年同期比19%増を記録し、10四半期連続で過去最高を更新したと発表した。純利益は366億ドルで同32%増。クラウド部門の好調とOpenAIからの収益10億ドルが全体を牽引した。

Microsoftが10月28日に発表した四半期決算では、売上高923億ドル、純利益366億ドルという数字がそれぞれ過去最高を記録した。純利益の前年比32%増は、単なる売上成長にとどまらず収益性の改善も示している。

成長の主役はMicrosoft Cloudで、同部門の売上高は639億ドルと前年同期比30%増。内訳を見ると、Microsoft 365が約280億ドル、AzureがCloudの中で最大の332億ドルを計上した。ただし、これらすべてがAI関連ではなく、従来型ソフトウェアやSaaSの需要も含まれる。

純粋にAI由来と確認できる収益として、OpenAIからの100億ドルが注目される。OpenAIはAWSやOracleにも分散展開しているが、依然として多くのサービスをMicrosoftのクラウドで運用しており、AnthropicもAzureを利用している。

一方、デバイス部門は明暗が分かれた。「Devices and Consumer」セグメントの売上高は155億ドルで前年同期比3%減。特にWindows OEMとデバイス収益は22%減と落ち込んだ。

Microsoftは事業報告を「Agents and Infra」と「Devices and Consumer」の2セグメントに再編した。また、将来収益を示す商業的履行義務残高(Commercial Remaining Performance Obligation)が6770億ドルと前年比73%増加しており、既存契約に基づく受注残の厚みを示す。

供給体制の整備にも積極投資を続けており、設備投資額は452億ドルと、これもまた四半期ベースで過去最高を更新した。成長を維持するためのコストが膨らんでいることも事実で、投資と収益のバランスが今後の焦点となる。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →