チューリング賞受賞者Michael Rabin氏が94歳で死去

原題: Michael Rabin has died

なぜ重要か

現代暗号学や計算複雑性理論の基礎を築いた巨匠の逝去は、計算機科学分野にとって大きな損失となる

イスラエルの計算機科学者Michael Oser Rabin氏が4月14日にイスラエルのRa'ananaで94歳で死去した。同氏は1976年にDana Scott氏とともに計算複雑性理論の研究でチューリング賞を共同受賞した。1931年ドイツ生まれで、1935年に家族とともにパレスチナに移住していた。

Michael Oser Rabin氏は1931年9月1日、ドイツのプロイセン王国Lower Silesia州Breslau(現ポーランドのWrocław)でラビの息子として生まれた。1935年に家族とともに英国委任統治領パレスチナに移住し、数学に強い関心を示した少年時代を過ごした。父親により数学者Elisha Netanyahuが教師を務めるハイファの優秀な高校に送られ、1948年にHebrew Reali Schoolを卒業後、第一次中東戦争で軍に徴集された。数学者Abraham Fraenkel教授の介入により1949年に除隊し大学進学を果たした。Hebrew University of Jerusalemで修士号を取得後、University of Pennsylvaniaで大学院研究を開始し、1956年にPrinceton Universityで博士号を取得した。同氏はRabin暗号システム、Rabin指紋、Miller-Rabin素数判定法、Rabin-Karp文字列検索アルゴリズムなど多数の重要な理論的貢献で知られ、Harvard University、Hebrew University of Jerusalem、Columbia Universityで教鞭を執った。1976年のチューリング賞のほか、イスラエル賞(1995年)、Dan David賞(2010年)、Dijkstra賞(2015年)など数多くの栄誉ある賞を受賞した。

出典

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