Meta、過去最高益も従業員士気は過去最低
原題: Meta’s New Reality: Record High Profits. Record Low Morale
なぜ重要か
広告事業好調にも関わらず大規模解雇と従業員監視が続くMetaの状況は、AI時代における大手テック企業の労働環境変化を示している
Metaは5月20日に従業員約8000人(全体の10%)を解雇予定と発表。過去4年で約2万5000人削減に追加。16人の現・元従業員がWIREDに証言し、給与格差拡大、法廷敗訴、AI訓練目的の監視ソフト導入により社内士気が歴史的低水準にあると明かした。
Metaは5月20日に従業員の約10%にあたる8000人の解雇を実施予定で、人事担当幹部は「会社をより効率的に運営し、他の投資を相殺するため」と説明した。この解雇は過去4年間で発表された約2万5000人の削減に追加される。WIREDが取材した16人の現・元従業員によると、解雇だけでなく従業員間の給与格差拡大、会社の法廷敗訴、数百人のトップエンジニアへの強制的な役職変更が社内の雰囲気を極めて悪化させている。特に問題視されているのは、AI訓練名目で従業員のコンピューターに企業ソフトウェアを導入し活動を監視していることだ。Instagram部門の従業員は「幹部以外は全員不幸」と証言。政策担当者は「ミッションへの関心喪失、解雇予定、米国従業員が自分たちを置き換えるAIモデルの訓練に使われている」と述べた。解雇対象者には最低16週間の退職金と18カ月間の医療保険が提供される。英国では労働組合結成の動きもあり、組織者は「経営陣の残酷で近視眼的な行動がエスカレートしている」と批判している。