Meta、宇宙の太陽光発電で夜間電力確保の契約締結
原題: Meta inks deal for solar power at night, beamed from space
なぜ重要か
AI需要急増でデータセンター電力不足が深刻化する中、宇宙太陽光発電という新技術が実用段階に入る可能性を示す重要な契約
Metaは宇宙太陽光発電のスタートアップOverview Energyと契約を締結した。1000基の衛星から赤外線を地上太陽光発電所に照射し、夜間でもデータセンター向けに最大1ギガワットの電力供給を目指す。Metaのデータセンターは2024年に18000ギガワット時の電力を消費した。
Metaは宇宙太陽光発電技術を開発するスタートアップOverview Energyと、夜間の太陽光発電を可能にする革新的な契約を締結した。この技術では1000基の衛星が宇宙で太陽光を収集し、近赤外線として地上の大規模太陽光発電所に照射する仕組みだ。Overview Energyは2022年創設のバージニア州アシュバーン拠点企業で、2024年12月にステルスモードから脱却した。同社CEOのMarc Berteは、従来の高出力レーザーやマイクロ波送電と異なり、広範囲の赤外線ビームを使用することで技術的課題と安全・規制問題を回避できると説明している。Metaのデータセンターは2024年に18000ギガワット時を消費し、これは約170万世帯の年間電力消費量に相当する。同社は30ギガワットの再生可能電力源構築を約束している。Overview Energyは既に航空機からの地上送電実証を完了し、2028年1月に衛星を低軌道に打ち上げ、初の宇宙からの電力送信を計画している。今回の合意でMetaは最大1ギガワットの電力供給を予約したが、金銭的取引の詳細は明らかにされていない。