AutomatticのCRM「Mesh」Android版が登場

原題: Mesh, Automattic’s CRM for everyone, comes to Android

なぜ重要か

パーソナルCRM市場でAI連携・マルチプラットフォーム統合を進めるAutomatticの戦略的展開として、今後のSaaS事業拡大の方向性を示す動きとして注目される。

WordPress.comの親会社Automatticが買収したパーソナルCRMアプリ「Mesh」が、2026年8月12日にAndroid版を正式リリースした。Android向けには分割画面やポップアップ表示、ホーム画面ウィジェット(Material Youカラー対応)、フォルダブル・タブレット向けキーボードショートカット、リアルタイムデバイス同期などのプラットフォーム固有機能に対応している。

Automatticが昨年買収したパーソナルCRM「Mesh」が、Android版アプリの提供を開始した。Meshは個人・仕事上のネットワークの人間関係を可視化し、連絡先にメモを追加したり、連絡すべきタイミングをリマインドする機能を持つ関係管理アプリだ。

Android版では、分割画面やポップアップビューに対応しており、メッセージやメールなど他のアプリを使用しながらMeshにアクセスできる。フォルダブル端末・タブレット向けキーボードショートカット、アプリ内検索、Material Youカラーに対応したホーム画面ウィジェット、デバイス間リアルタイム同期もサポートしている。

Automatticは、MeshをグループメッセージングアプリBeeperと連携強化する計画を持つ。BeeperはWhatsApp、Instagram、Signal、Messenger、X、LinkedIn、Slack、Discordなど複数プラットフォームを一元管理できるアプリで、現在すでにMeshとの相互連携が一部実装されており、Meshから直接Beeperでテキストを下書きしたり、Meshユーザープロフィールへのディープリンクを利用できる。

現在、AI機能「Nexus AI」がアーリーアクセス段階で提供されており、「特定の企業に知人がいるか」「ある都市に住む知人は誰か」「特定の専門知識を持つ人は誰か」といった質問に自然言語で答えられる。音声ベースのハンズフリー体験や、名刺スキャン機能の改善も実験中だという。

Meshの共同創業者Zachary Hamedは「AIがより良い友人関係や仕事・プライベートの人間関係構築を支援できるかを考えている。1万〜5万ものつながりを複数のSNSや仕事ツールにわたって管理するのは、一人では不可能なタスクだ」とTechCrunchに語った。

プライバシー面では、Meshに保存された個人情報は広告ターゲティングに使用・共有されないと同社は説明する。収益モデルはサブスクリプション制で、1,000件までの連絡先は無料、それ以上は有料の上位プランが用意される。将来的にはBeeperや他のAutomattic製品とのバンドル型サブスクリプションも検討中だが、現時点での発表はないとしている。現在、ユーザーの約70%がビジネス用途でMeshを利用しているという。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →