Mullenweg氏、Automattic CEO復帰を従業員にSlackで宣言

原題: Matt Mullenweg tells Automattic staff in Slack he’s back in control after CEO ouster

なぜ重要か

WordPress.comを擁するAutomatticの経営混乱は、オープンソースCMSとして世界シェア首位のWordPressの将来にも波及しうる重大な出来事だ。

Automatticの創業者Matt Mullenweg氏は2026年9月11日早朝、社内Slackに「取締役会と合意に達し、Automatticの経営権を取り戻した」と投稿した。同氏は数日前に取締役会の決議でCEOを解任され、CFOのMark Davies氏が暫定CEOに就いていたが、48時間足らずで復帰を宣言した。取締役会からの公式確認は従業員に届いておらず、Davies氏のSlackアカウントは停止された。

今週初め、Automattic取締役会はMullenweg氏をCEOから解任し、有給休暇扱いとする決議を行った。理由は明かされていない。CFOのMark Davies氏が暫定CEOに就任したことはAutomatticの広報担当者もTechCrunchに認めていた。

解任直後、Mullenweg氏は社内Slackで取締役会メンバーが「自分の知らないところで結託した」と批判。Redditでは「自分は元気だ」と投稿したほか、Xでも「状況は見た目と異なる」と意味深な発言をした。また、sysadminやセキュリティ研究者の支援を求める投稿も行った。

復帰を宣言した9月11日の投稿では、「Don't call it a comeback…」と前置きしたうえで「取締役会との合意が取れ、私がAutomatticを掌握している。この48時間で多くのことが起きたが、関係者を深く尊重しているため、誤解だったことを願っている」と記した。投稿にはLL Cool Jの楽曲「Mama Said Knock You Out」のYouTubeリンクも添付された。

ただし、TechCrunchは復帰宣言の前日、Mullenweg氏がAutomattic Slackの管理者権限を持つ全員を外し、「海賊」に言及する異例の投稿を行ったと報じていた。同氏は普段から「けっして悪言を使わない」ことで知られるが、その投稿では不適切な表現も含まれていたという。Davies氏のSlackアカウントが停止されたことは複数の従業員が確認している一方、取締役会からの公式声明は出ておらず、真偽は判断しにくい状況だ。

Mullenweg氏はTechCrunchの取材に対し「ブログ投稿を出す」と答えたが、実際に公開されたのはハウスボート購入に関する記事だった。Automattic側はコメント要請に応じていない。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →