iOS用プライバシーアプリ「Loupe」、アプリが収集可能な情報を可視化
原題: Loupe – A iOS app that raises awareness about what native apps can see
なぜ重要か
プライバイシー問題の複雑性を可視化するツールとして、ユーザーのプライバシー意識向上に貢献し、アプリ開発者のプライバシー設計の参考資料となります。
プライバシー研究機関のmysk-researchが開発したiOS/iPadOS向けアプリ「Loupe」がGitHubで公開されました。このアプリはデバイスフィンガープリントの仕組みを教育することを目的とし、サードパーティアプリが呼び出せるパブリックAPIから実際に取得できる情報を表示します。スターは771、フォークは32となっています。
Loupeは、iOSデバイスが第三者アプリに何を露出させているかを可視化するプライバシー教育ツールです。アプリはiOSの公開APIから実際の値を読み込み、ユーザーに対してそのまま表示します。
トラッカーやアドテクノロジー企業は、個人を識別するために名前やメールアドレス、位置情報といった直接的な個人情報は必要としません。代わりに、デバイス仕様、画面解像度、インストール済みフォント、システム設定など、個々には一意性が低い複数の情報を組み合わせることで「デバイスフィンガープリント」を生成し、複数のアプリやウェブサイトをまたいでユーザーを追跡します。
Loupeはこれらの読み込み値を3段階に分類して表示します。分類は情報へのアクセスコスト(権限要件の低さ)を反映したものです。具体的には、すべてのアプリがアクセス可能な基本情報から、特定の権限が必要な情報まで階層化されており、ユーザーがどのような情報が簡単に収集されるのかを理解しやすくしています。
GitHubのリポジトリはmysk-research/loupeで、オープンソースとして公開されており、ドキュメントやコード、App Store配布用ファイルも含まれています。