Moonshot AI、Kimi K3.1 Pro を発表

原題: Kimi K3.1 Pro and K3.1 Pro Highspeed

なぜ重要か

中国発オープンウェイトモデルが主要クローズドモデルに迫る性能を示したことで、モデル開発競争の地政学的な広がりが改めて鮮明になった。

Moonshot AIは、新シリーズ初モデル「Kimi K3.1 Pro」を発表した。100万トークンのコンテキストウィンドウを持つ3Tクラスのオープンウェイトモデルで、コーディング・3D生成・金融調査などのエージェント能力を強化。速度を2〜3倍に高めた「K3.1 Pro Highspeed」も同時リリース。Kimi.ai、Kimi Work、Kimi Code、Kimi APIで本日より提供開始。モデルの全ウェイトは11月4日に公開予定。

Moonshot AIが発表した「Kimi K3.1 Pro」は、同社の3Tクラスモデルとして最高性能をうたう新モデルだ。既存の「Kimi K3」をベースに、より大規模なpost-trainingコンピュートを投入し、数百のダウンストリームドメインに渡る大規模Joint強化学習(RL)を実施した。

これを実現するため、RLフレームワーク、長文コンテキスト推論、学習効率、サンドボックスインフラ、ロールアウトスケジューリング、環境品質チェックの共有プラットフォームなど、スタック全層を最適化。RLコンピュートの投入量に対して安定した成果が得られる体制を整えたという。

ベンチマーク面では、コーディングエージェント向けの「Terminal-Bench 4.0」でK3.1 Proが65.7%を記録。GPT-6 Astra(58.2%)を上回り、Claude Opus 5.5(66.4%)にわずかに迫る結果となった。社内ベンチマーク「Kimi Code Bench 3.0 Long-horizon」では61.2%を達成し、前世代のKimi K3(55.95%)から大幅に改善した。

コーディング機能では、既存コードベースへの部分修正から大規模プロジェクト全体の構築まで対応する。Unity・Unreal Engine・Godotといったゲームエンジンとの連携、Web検索および3D生成の組み合わせにより、完成度の高い体験を生成できるとしている。フロントエンドのインタラクティブなThree.jsシーン、3Dアセットのコンポジション・タイポグラフィ・アニメーションも向上した。

同時リリースの「K3.1 Pro Highspeed」は、K3.1 Proの2〜3倍の速度で動作し、よりレスポンシブな用途向けに設計されている。両モデルはKimi.ai、Kimi Work、Kimi Code、Kimi APIを通じて提供中。モデルウェイトの完全公開は2025年11月4日を予定している。

出典

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