Jank言語が独自の中間表現を実装

原題: Jank now has its own custom IR

なぜ重要か

Clojure方言の性能向上に向けた画期的アプローチで、動的言語の最適化技術革新に貢献する可能性

Clojure方言のJank言語が独自の中間表現(IR)を開発し、JVMとの競合を目指した最適化を実現。従来のLLVM IRよりもClojureの意味論に特化した高レベルな設計を採用し、varや永続データ構造などClojure固有の概念を直接表現可能とした。

Clojure方言のプログラミング言語JankがGithubスポンサーシップとClojurists Togetherの支援を受けて、独自の中間表現(IR)を開発した。開発者のJeaye Wilkerson氏が2026年5月8日に発表した。従来JankはLLVM IRに依存していたが、Clojureの動的性や多態性を効果的に最適化できない課題があった。新しいIRはClojureの意味論レベルで動作し、var、transient、永続データ構造、遅延シーケンスなどClojure固有の概念を直接表現する。LLVM IRやJVMバイトコードよりも高レベルな抽象化を実現し、Jank専用に設計されているため強力な最適化が可能になる。IRはC++データ構造としてメモリに格納され、デバッグとテスト用にClojureデータとして表示可能。同氏はフルタイム開発を継続するための資金調達を求めており、これまでClojure方言でこのような専用IRを実装した例はないという。

出典

jank-lang.org — 元記事を読む →