自宅イラストでHome Assistantダッシュボード構築

原題: I hired an illustrator to draw my house. Now it's my Home Assistant dashboard

なぜ重要か

スマートホームのUI設計において「家族全員が使える体験」を手描きアートで実現した事例は、業務用ダッシュボード開発にも示唆を与える。

スマートホーム愛好家のAnton Frolov氏は、プロのイラストレーターに自宅の手描きイラストを依頼し、それをHome Assistantのダッシュボードとして実装した。暖炉の炎やガーデンライトの点灯状態がリアルタイムで絵の中に反映され、家族全員が積極的に使うUIを実現したと2026年10月5日付のSubstackで公開した。

Anton Frolov氏は約1年間、オープンソースのスマートホームプラットフォームHome Assistantを使って自宅を自動化してきた。全員が外出すればエアコンが一斉にオフになり、庭のスプリンクラーは気温と天気予報から稼働時間を自動計算する。しかし庭のライトだけはアプリ操作が必須で、家族は既存のダッシュボードを使いたがらなかった。

解決策として考えたのが「使いたくなるダッシュボード」の構築だ。Frolov氏が参考にした先行事例の多くは3Dモデルにアイコンをオーバーレイしたもの、またはピクセルアートによるフロアプランだった。3Dはインタラクティブ要素と絵が分離しがちで、ピクセルアートは制作の手間が大きいと判断した。

そこで環境アートを得意とするイラストレーターを探した。アーティストの手配は容易でなく、人気作家は数カ月先まで予約が埋まっているケースも多い。最終的に、美しいインテリア空間を多数手掛けた実績のある作家を紹介で見つけ、方向性についての認識を合わせた上でピクセルアートのアイデアは自然消滅した。

発注時には、家具の位置を書き込んだ建築平面図、各部屋の写真、スタイル・色調の参考イラスト、他のダッシュボード事例、そして技術仕様書をパッケージとしてまとめて渡した。完成したダッシュボードでは、暖炉の炎がアニメーションで揺れ、ガーデンライトや寝室のエアコンの稼働状態が手描きの絵の中にリアルタイムで反映される。家族全員が自発的に使うようになったという。

出典

antonfrolov.substack.com — 元記事を読む →