exe.dev、新しいクラウドプラットフォーム構築を発表

原題: I am building a cloud

なぜ重要か

既存クラウドの根本的な設計課題を解決する新しいアプローチが、開発者の生産性向上とクラウド業界の進化をもたらす可能性

元Tailscaleの共同創設者David Crawshaw氏が新会社exe.devを設立し、既存クラウドサービスの課題を解決する新しいクラウドプラットフォームの構築を発表した。同氏は現在のクラウドサービスのVM構造やディスク抽象化に問題があると指摘し、より柔軟なコンピューティング環境の提供を目指している。

Tailscaleの共同創設者であるDavid Crawshaw氏が、新会社exe.devを通じて革新的なクラウドプラットフォームの構築に乗り出すことを発表した。同氏は既に成功している企業の共同創設者でありながら、新たなスタートアップに挑戦する理由として「コンピューターが好きだから」という率直な動機を語った。

Crawshaw氏は現在のクラウドサービスに対する不満を詳細に説明している。特にVMの構造について、CPU・メモリリソースに紐づけられている点を「間違った形」と批判。理想的には、CPU、メモリ、ディスクを購入し、その上で自由にVMを実行できるべきだと主張している。現状では単一クラウドVM上でgVisorやネストされた仮想化を使用する必要があり、パフォーマンスペナルティと管理負荷が発生している。

また、クラウドプロバイダーが提供するPaaSシステムについても、プロバイダー固有の制約があり、通常のコンピューターでは簡単にできることが不可能になる場合があると指摘。ディスクストレージに関しても、リモートブロックデバイスやS3のような制限された遅いシステムの使用を強制されることに問題があるとしている。

Crawshaw氏は、ハードドライブ時代には10msのランダムシークに対して1msのRTTは許容範囲だったが、現在のSSDでは状況が変わっていると説明している。

出典

crawshaw.io — 元記事を読む →