HPインド、カルテル行為で14億ルピーの制裁金

原題: HP fined 1.4 billion rupees for “cartelization” of ink cartridges, toner, PCs

なぜ重要か

大手OEMによる政府調達入札への介入が規制当局に認定された事例として、グローバルなプリンター業界における消耗品価格問題や競争政策上の重要な先例となる。

インド競争委員会(CCI)は2026年7月、HP Indiaおよびパートナー企業に対し、インクカートリッジ・トナー・PCの「カルテル行為」を理由に合計14億ルピー(約1,440万米ドル)の制裁金を科した。HP Indiaは政府調達契約の入札価格調整と印刷消耗品の価格固定に関与したと認定された。

インドの競争規制当局であるCompetition Commission of India(CCI)は今週、HP Indiaと複数のチャンネルパートナーに対し、コンピューター・インクカートリッジ・トナーなど印刷消耗品の「カルテル行為」を理由に総額14億ルピー(約1,440万米ドル)の制裁金を命じた。

CCIが公表した命令によると、HP Indiaは5社のリセラーと協力し、政府調達契約における入札価格を調整して、HP Indiaのパートナーが落札しやすくなるよう工作した。この行為に対し、HP Indiaには13億ルピー(約1,310万米ドル)の制裁金が科された。具体的な手口としては、他地域のリセラーの入札参加制限、アカウントや入札案件の分配、特定リセラーへのみメーカー認定書(MAF)を発行すること、GeM(政府電子調達プラットフォーム)価格を下回る入札への是正措置要請、「見せ入札(カバービッド)」の仲介などが挙げられている。

さらにHP Indiaは、トナー・カートリッジ・消耗品の販売におけるカルテル行為として1億1,980万ルピー(約120万米ドル)の追加制裁金も科され、21社のHPリセラーも合計3,520万ルピー(約36万5,000米ドル)の制裁金を命じられた。

CCIの別の命令では、WhatsAppのメッセージ記録を根拠に、HP Indiaと16社のTier-2リセラーが2017年から2020年にかけて「入札価格の固定・顧客の分配」を含む共謀行為を行っていたと認定された。HP Indiaは中心的な役割を果たしたとされているが、同社は「カルテル全体の首謀者」との位置づけには異議を唱えている。命令書によると、HP Indiaは一部リセラーから「価格競争のために低価格の偽造品に切り替える」と圧力をかけられ、商業的にやむを得ず共謀に加担したと主張している。

出典

arstechnica.com — 元記事を読む →