Honor、ジンバル搭載「Robot Phone」を中国で発売

原題: Honor’s Robot Phone Has a Gimbal-Powered Camera for Vloggers

なぜ重要か

スマートフォンの差別化が難しくなる中、専用機材を代替するハードウェア革新の方向性を示す事例として注目される。

中国のスマートフォンメーカーHonorは2026年8月12日、モーター駆動のポップアップ式ジンバルカメラを搭載した「Robot Phone」を中国限定で正式発売した。価格は9,999人民元(約14万8,200円)。200メガピクセルのジンバルカメラを含む計4つのカメラを備え、動画クリエイター向けに設計されている。

HonorはHuaweiの元子会社で、現在は独立した企業として英国・欧州・アフリカ・中南米などで展開しているが、米国市場への進出はなく、Robot Phoneも現時点では中国限定モデルとなっている。

最大の特徴は、本体上部からせり出すジンバル搭載の200メガピクセルカメラだ。Honorは既存の市販ジンバル部品では大きすぎるとして、マイクロモーターを自社開発。従来品比で体積を65%削減し、チタン合金製ジンバルモーターの重量はわずか2.6グラムを実現した。ジンバルは自由度4軸・300度回転に対応しており、自撮りカメラとしても使用可能。カメラアプリからの操作に加え、セルフィーカメラへの手のひらジェスチャーや自然言語での音声操作(例:「5秒間振り返って」)にも対応する。

他のカメラ構成は、200メガピクセル望遠カメラ・50メガピクセル超広角カメラ・50メガピクセルインカメラの3つ。本体は厚さ9.59mm(iPhone 17 Proは8.75mm)、重量248グラム(同206グラム)で、カメラ機構と7,060mAhシリコンカーボンバッテリーを搭載しながら比較的バランスの取れた重量配分を実現しているという。

ジンバルの電動スタビライゼーションにより、通常のスマートフォンでは手ブレが目立つアクションシーンでも滑らかな映像が撮影可能。被写体を自動追尾するトラッキングモードも搭載しており、一人旅のVlogなど幅広い用途が想定される。Honorは同機を「スマートフォンの新種」と位置づけ、DJI Osmo PocketやInsta360 Luna Ultraなどの専用ジンバルカメラの代替を狙っている。

出典

wired.com — 元記事を読む →