xAI、コーディング特化モデル「Grok 4.5」を発表
原題: Grok 4.5
なぜ重要か
コーディング・エージェントAI市場において、速度・効率・精度を兼備したモデルの登場は開発者ツール分野の競争をさらに激化させる意義を持つ。
xAIは2026年7月8日、コーディング・エージェントタスク・知識作業向けに設計した最新モデル「Grok 4.5」を発表した。数万台のNVIDIA GB300 GPUで学習し、処理速度は80トークン毎秒(TPS)を実現。Cursorと共同でトレーニングを実施したと公式に明かしている。
xAIは2026年7月8日、同社史上最高性能とするモデル「Grok 4.5」を正式に公開した。コーディング、エージェント的タスク、および知識作業において優れた性能を発揮するよう設計されており、開発ツールCursorと連携してトレーニングが行われた。
【ベンチマーク性能】
各種ベンチマークにおいてGrok 4.5は競合モデルと比較している。DeepSWE 1.0ではFable(max)66.1%、GPT 5.5(xhigh)64.31%に次ぐ62.0%を記録。Terminal Bench 2.1ではFable(max)84.3%、GPT 5.5(xhigh)83.4%に迫る83.3%を達成した。SWE Bench Proの解決率はFable(max)80.4%、Opus 4.8(max)69.2%に続く64.7%となっている。
【学習方法】
トレーニングはNVIDIA GB300 GPUを数万台規模で使用した。データ面では重複除去・品質スコアリング・ドメイン重点選定による高度なフィルタリングと整備を実施。強化学習(RL)では数十万件のタスクを対象とし、多段階のソフトウェアエンジニアリングを中心に自動およびモデルベースの採点を採用。エージェント的ロールアウトが数時間にわたり実行できる非同期型トレーニング基盤を構築した。
【速度とトークン効率】
推論速度は80 TPSのファストモデル水準を実現。同等タスクにおける最新主要モデルと比較してトークン効率が2倍高いとしており、低コストでの高速な結果提供を可能にするとしている。
【コーディング機能】
RustやC/C++などの難易度の高い言語から、エンドツーエンドのアプリケーション構築まで対応。1つのプロンプトのみで完成度の高いアプリケーションが生成できることを、three.jsを用いた太陽系シミュレーションアプリの例で示している。