Google Photosの仮想クローゼット、iOS/Android全展開
原題: Google Photos ‘Clueless’-inspired virtual closet is now available on Android and iOS
なぜ重要か
AIによる衣料品管理のコンシューマー化が加速しており、大手プラットフォームが日常的なファッションデータを囲い込む動きとして注目される。
Googleは2026年9月24日、映画「Clueless」の仮想ワードローブにヒントを得たAI機能「バーチャルクローゼット」を、米国・ブラジル・インドのAndroidおよびiOSユーザー全員に提供開始した。写真に写った服をAIが自動認識してデジタル衣装棚を生成し、カテゴリ別フィルタリングやコーディネート作成が可能。Androidは6月から先行提供されており、今回iOS対応で完全展開となった。
Googleは「Google Photos」に追加したAI搭載のバーチャルクローゼット機能を、米国・ブラジル・インドの全ユーザー向けにiOSとAndroidで正式公開した。この機能は1995年の映画「Clueless」で主人公Cherが使っていた仮想ワードローブシステムから着想を得たとされ、同年前半に発表済みだった。
Androidユーザーへの提供は6月に始まっており、今回のアップデートでiOSユーザーも利用できるようになった。仕組みはシンプルで、過去の写真に写っている服をAIが自動的に認識・分類し、デジタル上の衣装棚として整理する。トップス・ボトムス・アクセサリーなどカテゴリ別に絞り込める他、アイテムを組み合わせてコーディネートを試すことも可能だ。
プライバシー面についてGoogleは、ユーザーの服装データや着用アイテム情報を小売業者などの第三者と共有しないと明言している。
バーチャルクローゼットの全展開に合わせ、Google Photosは複数の新機能も追加した。「Gemini Spark」では、単一のプロンプトで写真の選択・明るさ調整・共有が可能になる(米国ではGoogle AI ProまたはUltraサブスクリプションが必要)。マークアップツールでは、ナンバープレートなど機密情報をぼかす消去ペン機能、カスタムスケッチ用の精密な線幅スライダー、テキスト追加時のフォント選択が使えるようになった。Android向けにはさらに「Moods」と呼ぶ新フォトフィルターも追加され、35mmフィルムや2000年代のデジカメ風など複数のルックから選択できる。