ゲーム学習で実世界AIを実現、General Intuitionが23億ドル調達

原題: General Intuition’s $2.3B bet that video games can train AI agents for the real world

なぜ重要か

AI統合ロボティクスの実用化が加速する中、ゲーム環境での事前学習を実世界に転用する技術は、ロボット産業やAIエージェント開発の拡大可能性を示す重要な進展。

AI企業General Intuitionは6月25日、シリーズC資金調達で3億2000万ドルを獲得し、バリュエーションは23億ドルに達した。ビデオゲームでの学習を実世界のロボット制御に応用するAIエージェント開発が評価された。同社は10月の前回ラウンド1億3400万ドルを含め、総資金調達額は4億5400万ドル。

General Intuitionは、ビデオゲームで学習したAIエージェントを実世界のロボット制御に転用する技術開発に注力している。CEO兼共同創業者のPim de Witte氏によると、同社のAIモデルはFortniteなどのゲームで100時間以上プレイを続け、同じ「脳」を備えた四足歩行ロボットの制御にも使用されている。

ニューヨーク本社のR&D施設で実演されたロボットは、単一のカメラのみを使用して環境を探索・把握する能力を示した。特筆すべき点は、街中で収集したわずか8分間のロボティクス実データで、ゲームベースのモデルを微調整できたことである。

同社の競争優位性は、ゲームプレイの映像データだけでなく、プレイヤーが押したボタンやタイミングなどのアクションラベルを活用することにある。de Witte氏は「映像だけからアクションを推測する競合他社のアプローチは不十分」と指摘。空間と時間における推論能力を、ゲーム映像と実世界の動力学の両方に対応できる単一モデルで実現したと述べた。

General Intuitionは、de Witte氏が運営するゲームクリップ共有プラットフォーム「Medal」から派生した企業。Medalに投稿される数億時間のゲームプレイデータが、初期学習用データセットとして活用されている。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →