Formlabs、699ドルの一般向け3Dプリンター発売
原題: Formlabs Has a 3D Printer for Normies
なぜ重要か
プロ専用だったSLA方式3Dプリンターが700ドル以下に達し、ホビーユーザー市場への本格参入が始まった。
3Dプリンターメーカー大手のFormlabsは、一般消費者向けSLA方式デスクトップ3Dプリンター「Form Studio 1」を699ドルで発売した。同社はこれまで主に歯科医院や製造業者向けに2,500ドル以上の製品を展開してきたが、今回が初の本格的な消費者向け製品となる。別売りの洗浄・硬化ユニット「Form Studio Wash+Cure」は199ドル。
Formlabsはプロ向け3Dプリンター市場で約20万台の稼働実績を持つ大手メーカーだ。これまでの最安値モデルでも2,300ドルだったが、新製品「Form Studio 1」は699ドルと大幅に価格を引き下げた。
本機はSLA(光造形)方式を採用し、紫外線で硬化する樹脂を使って立体物を出力する。Formlabs純正樹脂だけでなくサードパーティ製樹脂にも対応しており、樹脂ボトルは1本29ドルから。
本体のフットプリントは小型冷蔵庫程度。前面にはタッチスクリーンを搭載し、トラブルシューティングや印刷準備が行える。運転音は比較的静かで、純正「Alpha」樹脂はUL GreenGuard認証を取得しており、VOCエクストラクターとの併用で臭気を抑制できる。同社CPOのDavid Lakatosは「ベッドルームに置いても問題ない設計」と述べた。
WIREDによる実機テストでは、工具箱の透明カバー印刷に約17分かかり、仕上がりは良好だった。Raspberry Pi用ケースなら約8分で出力できるとLakatosは説明する。Formlabs社内テストでの印刷失敗率は約2パーセントとされている。
外観はトランスルーセントオレンジのケースで、往年のiMacを彷彿とさせるデザイン。洗浄・硬化ユニットと合わせると設置スペースおよびコストは合計898ドルとなる点は念頭に置く必要がある。