DaydreamがApple Intelligenceでカメラロールから服を購入可能に
原題: Fashion app Daydream uses Apple Intelligence to help you shop the outfits in your camera roll
なぜ重要か
iOS 27の新API公開を即日活用した本事例は、Apple Intelligenceがファッション・Eコマース分野のアプリ差別化軸になりうることを示す先行指標となる。
AIファッション発見アプリ「Daydream」は2026年9月14日、iOS 27の正式リリースに合わせて2つの新機能を発表した。カメラロールの写真から服を特定してショッピング検索できる機能と、アプリ不要でSiriを通じて自然言語検索できる機能の2本柱。約300万点の商品カタログと連携し、InstagramやPinterestのスクリーンショットからも商品を探せる。
Daydreamは、iOS 27に搭載されたAppleの画像コンテキスト機能とSiri連携機能を活用した2つの新機能を同日リリースしたiOS開発者ツールの公開と同時に投入した。利用にはiOS 27搭載のiPhoneとSiri AIの有効化が必要。
1つ目の機能は、ユーザーのPhotosアプリに保存済みの画像から直接ショッピング検索を行うもの。DaydreamはAIで写真内のコーディネートを解析し、セーター・パンツ・シューズ・アクセサリーなど個別アイテムを特定。約300万点の商品カタログから一致品や類似スタイルを提示する。元の商品がまだ販売中であれば該当リテーラーへ直接リンクし、廃番の場合は代替品を表示する。さらに「このセーターを赤にしたい」といったバリエーション要求にも対応できると、共同創業者兼CEOのJulie Bornstein氏はTechCrunchに説明した。
2つ目は、Siriを通じた自然言語ショッピング検索だ。「月曜の取締役会用のカッコいいブレザーをDaydreamで検索して」といった音声・テキスト入力に対し、アプリを起動することなく結果を返す。ユーザーがサイズ・好みのブランド・スタイル・予算を登録する「Style Passport」を設定済みであれば、より個人化された結果が得られる。
AIショッピングツール市場ではGoogle・Amazonの大手に加え、OntanやAltaなど新興勢も参入している。Bornstein氏は「多くのビジュアル検索ツールはファッションの専門知識が不足しており、信頼性の低いブランドや購入不可能な画像へのリンクを返してしまう」と競合との差別化を強調。Daydreamはこれらの新機能を、最終目標であるショッピングエージェント構築に向けた一歩と位置付けている。