DEF CON参加者がDelta便で偽Wi-Fi攻撃か

原題: DEF CON crowd suspected in fake-hotspot attack on Delta flight

なぜ重要か

DEF CONの翌日に発生した本事件は、航空機内というクローズドな環境でも「Evil Twin攻撃」が実行可能であることを示し、機内Wi-Fiセキュリティ対策の重要性を業界に改めて問う事例となっている。

2026年8月11日、ラスベガス発アトランタ行きのDeltaフライト591便で、乗客が機内Wi-Fiを妨害し偽のホットスポット「Delta WiFi Fast」を設置したとされる事件が発生した。DEF CONセキュリティカンファレンスの翌日に起きたこの事件をFBI Atlantaが調査中と確認している。逮捕者は出ていない。

2026年8月11日(月)、Deltaフライト591便(ラスベガス→アトランタ)の機内で、乗客が正規の機内Wi-Fiを妨害し、偽のWi-Fiホットスポットを立ち上げたとされる事件が発生した。この便はDEF CONセキュリティカンファレンスの翌日に運航されたものであり、参加者が関与している疑いが持たれている。

事件はACARS(航空機・地上間で使われる公開メッセージシステム)を監視するSNSアカウント「ACARS Drama」が最初に報じた。パイロットが地上へ送信したとされるメッセージには「サイバーカンファレンスに参加していた乗客たちが機内Wi-Fiを妨害し、自分たちの信号を飛ばした」という内容が記されていた。

Redditに投稿された詳細によると、当該乗客らは「Delta WiFi Fast」という名称の偽ホットスポットを設置し、乗客の個人認証情報を詐取するためのフィッシング用ランディングページを用意していたとされる。このような手口は「Evil Twin攻撃」と呼ばれ、ITセキュリティ業界では以前から知られている攻撃手法だ。

DeltaのスポークスパーソンMorgan Durrantは、Ars Technicaの取材に対し「Deltaが提供・運営・供給したものではない不正なWi-Fiネットワークが、フライト中の短時間、機内に存在していたことが初期調査で判明した」と電子メールで述べた。同社はまた、フライトの安全性が脅かされたことはなく、航空機の運航システムへの影響もなかったこと、また緊急事態の宣言も行われなかったと説明した。正規の機内Wi-Fiは30分間停止された。

FBI Atlantaのスポークスパーソン Tony Thomasは「Delta Flight 591に関するWi-Fi関連インシデントの報告を認識しており、地元および企業パートナーと連絡を取っている」と声明を発表。現時点で逮捕者はなく、FBIエージェントが到着ゲートで乗客を出迎えた事実もないとしている。

出典

arstechnica.com — 元記事を読む →