DeezerがAI音楽フィルター機能を導入へ
原題: Deezer will soon let you filter out AI-generated music
なぜ重要か
AI生成コンテンツの急増に対し、プラットフォームが選択権をユーザーに委ねる方向性が業界標準となるかを占う重要な動きだ。
音楽ストリーミングサービスのDeezerは2026年10月14日、AI生成音楽を検索結果やフィードから除外できるトグル機能を年内に提供すると発表した。同社の調査では顧客の約45%がAI音楽を排除したいと回答しており、CEOのAlexis Lanternierは「人間のクリエイターだけに集中する選択肢を全ユーザーに提供する」と述べた。
Deezerは2026年10月14日、AI生成楽曲をプラットフォーム上の検索結果・アルバム・関連アーティスト表示から完全に除外するトグル機能の開発を発表した。年内提供を予定している。
CEOのAlexis Lanternierは声明の中で、AI音楽の急増がこの機能開発の直接的な契機になったと明かした。Deezerが昨年実施した調査では、顧客の約45%がAI音楽をフィードから取り除く手段を求めていると判明した点を同社は強調している。
DeezerはAI検出ツールを昨年導入し、以来アップロード状況を定期的に公表してきた。導入当初、AI生成トラックは1日あたりのアップロードの10%程度だったが、2026年7月時点では50%超に達し、1日平均9万曲がAI生成という状態になっている。
他のサービスの対応はまちまちだ。BandcampはAIトラックを完全禁止、TidalはAI音楽のアップロード者への収益化を停止した。一方SpotifyはAIトラックとアーティストのタグ表示を強化するにとどまっており、Apple MusicはVarietyの2026年8月の報道によれば年内にAIトラックのラベリングを検討中とされる。プラットフォーム側の対応に加え、ユーザー独自のAI音楽識別システムも広がりを見せている。