Cyera、AIエージェント保護でOasis Securityを約1,000億円で買収へ
原題: Cyera agrees to acquire Oasis Security for $1B to safeguard proliferating AI agents
なぜ重要か
AIエージェントの急増を背景に、非人間アイデンティティ管理という新たなセキュリティ市場が急拡大していることを示す大型M&Aであり、業界再編の加速が鮮明になった。
データセキュリティ企業のCyeraは2026年7月28日、非人間アイデンティティ(AIエージェントを主対象)を専門とするOasis Securityを約10億ドルで買収する意向書を締結したと発表した。支払いは主に現金で、一部はCyera株式で行われる予定。Oasisは2022年創業で、累計約1億9,500万ドルを調達している。
データセキュリティ企業のCyeraは2026年7月28日、Oasis Securityを約10億ドルで買収する意向書に署名したと発表した。支払いの大部分は現金で、残りはCyeraの株式で構成される。
Oasis Securityは2022年創業で、AIエージェントをはじめとする「非人間アイデンティティ(Non-Human Identity)」のセキュリティ管理を専門とする企業だ。AIエージェントの急速な普及に伴い、企業はこれらエージェントの行動を監視し、他のソフトウェアへのアクセス権限を適切に管理するセキュリティソフトウェアの必要性が高まっている。OasisはこれまでにAccel、Craft Ventures、Cyberstartsなどの投資家から累計約1億9,500万万ドルを調達した。
Cyeraは最近、評価額120億ドルで6億ドルの資金調達を完了しており、設立から5年で累計調達額は約23億ドルに達する。年間経常収益(ARR)は1億5,000万ドルを超えているが、TechCrunchが先月報じたように黒字化には至っていない。
Cyeraは買収完了後、OasisのテクノロジーをCyeraの統合型アイデンティティ・データセキュリティプラットフォームに統合する計画だ。なお、CyeraはAccelおよびCyberstartsという共通の投資家をOasisと持つ。同社はこれ以前にも、Index Ventures出資のRyftや設立1年未満のGenie Securityを買収するなど、積極的なM&A戦略を展開している。