Clarifai、OkCupidから提供された300万枚の写真を削除
原題: Clarifai deletes 3 million photos that OkCupid provided to train facial recognition AI, report says
なぜ重要か
大手テック企業によるユーザーデータの無断利用と顔認識AI開発の実態が明らかになり、AI倫理とプライバシー保護強化の必要性を示している。
AI企業ClarifaiがFTCの調査により、2014年にマッチングアプリOkCupidから顔認識AI訓練用として提供された300万枚のユーザー写真を削除したとReuters報道。OkCupidは自社プライバシーポリシーに違反してデータ共有を行ったとされ、FTCは先月Match Groupと和解に達した。
AI企業ClarifaiがFTCの調査により、マッチングアプリOkCupidから提供された300万枚のユーザー写真と、それを使用して訓練されたすべてのモデルを削除したとReutersが報じた。FTCの調査によると、2014年にClarifaiがOkCupidにデータ共有を要請し、OkCupidはユーザーがアップロードした写真に加え、人口統計データや位置情報も提供した。この行為はOkCupid自身のプライバシーポリシーに違反していたとされる。Clarifai創設者兼CEOのMatthew Zeiler氏は法廷文書で「我々は今データを収集しており、OKCupidがこのための素晴らしいデータを大量に持っていることに気づいた」とOkCupid共同創設者Maxwell Krohn氏にメールで書いていた。この事案は12年前に発生したが、FTCが調査を開始したのは2019年、New York TimesがClarifaiが顔写真から年齢、性別、人種を推定するAIツール構築にOkCupidの画像を使用したと報じてからだった。FTCとMatch Group傘下のOkCupidは先月和解に達し、OkCupidとMatch Groupは違反行為を認めなかったが、Clarifaiによるデータ削除確認により実際にアクセスがあったことが示唆された。FTCはまた、2014年以降Match GroupとOkCupidがこの行為を意図的に隠蔽し調査を妨害したと申し立てている。