AutomatticがCEO Mullenweg氏を強制休職処分
原題: Automattic’s board forces CEO Matt Mullenweg into leave of absence
なぜ重要か
WordPressエコシステムを率いる創業者の突然の退場は、関連サービスの運営方針やオープンソースコミュニティへの影響が注目される。
WordPress.com親会社Automatticの取締役会は2026年9月9日、創業者兼CEOのMatt Mullenweg氏を本人の意に反して有給休職処分とした。CFOのMark Davies氏が暫定CEOに就任する。Mullenweg氏は取締役会の決議を会議開始50分前に受け取り、法律顧問への相談時間を繰り返し求めたが拒否されたと社内Slackに投稿した。
AutomatticのCEO Matt Mullenweg氏は2026年9月9日、取締役会の決議により有給休職処分となった。TechCrunchが確認した社内Slackのメッセージによると、Mullenweg氏は自らの意思に反して処分を受けたと公表した。
Mullenweg氏は全従業員が閲覧可能なSlackチャンネルに投稿し、CFOのMark Davies氏が取締役のAnn Dunwoody氏、Toni Schneider氏、Sue Decker氏と「自分の知らないところで共謀し」、有給休職を決議したと述べた。自身はその決議に反対票を投じたと明かしている。また、決議の通知を会議開始わずか50分前に受け取り、独立した法律顧問に確認する時間を繰り返し要請したにもかかわらず拒否されたと説明した。
Automatticは声明で「Matt Mullenweg氏は現在Automatticを休職中です。CFOのMark Davies氏が暫定CEOとして同社を率います。取締役会はMarkのリーダーシップと、チームが会社の優先事項を遂行する能力に全幅の信頼を置いています」と確認した。Mullenweg氏は取締役会のメンバーとしては引き続き残るとDavies氏が社内に伝えた。
オープンソースプロジェクトWordPress.orgのエグゼクティブディレクターMary Hubbard氏もSlackでMullenweg氏の立場変更を認めつつ、「MattはWordPressプロジェクトのリーダーであり続け、私はExecutive Directorとして活動を継続する。チーム、優先事項、業務はすべて予定通り進める」と述べ、WordPress.orgへの影響はないと強調した。
取締役会が休職措置を取った具体的な理由は明らかにされていない。404 Mediaの報道によると、2006年から2014年まで同社CEOを務めたSchneider氏が、今回の措置は取締役会主導で行われたと確認した。
Automatticは2003年にMullenweg氏が設立した企業で、WordPress.comのほかTumblr、WooCommerce、Pocket Castsなどのブランドを傘下に持つ。同社はここ数年、WordPressホスティング企業WP Engineとの訴訟を含む多くの論争に巻き込まれており、MullenWeg氏がWP EngineのWordPressブランド利用に対して月間総収益の8%をロイヤルティとして要求したことがきっかけとなっている。