電動自転車のLectricがVC頼みライバルの破綻で急成長
原題: As VC-backed e-bike startups went bankrupt, bootstrapped Lectric grew
なぜ重要か
VC依存モデルの限界が露呈する中、自己資金と収益性重視の成長戦略が持続可能なハードウェア事業の重要性を示している
米Phoenix拠点の電動自転車メーカーLectricが今年3つの新ブランドを立ち上げ、約10億円を投資した。VC資金調達に頼った競合他社が相次いで破綻する中、自己資金で成長を続け、月間3万台の過去最高売上を記録。2025年に15万台を出荷し、米国トップクラスの直販電動自転車企業となった。
Lectric eBikesは実用的で手頃な価格のXPシリーズ電動自転車で知られるPhoenix拠点の企業で、今年Juiced Bikesの再立ち上げ、新ブランドJuiced Powersports、プレミアム・アドベンチャーブランドMonarcの3つの新ブランドを展開した。CEOのLevi Conlowによると、これらの取り組みに約10億円を投資している。電動自転車業界では過去2年間で多数の企業が破産や事業撤退に追い込まれており、特に約330億円のVC資金を調達したRad Power Bikesは16億5000万円で評価されていたが12月にChapter 11破産保護を申請し、資産は13億2000万円でLife Electric Vehicles Holdingsに買収された。ConlowとRobby Dezielの共同創設者は7年前の創業以来VC調達を行わず、自己資金で事業を育て、2020年にプライベートエクイティ企業Bertram Capital Managementから投資を受けた。同社は現在米国トップクラスの直販電動自転車企業となり、2025年に15万台を出荷。製品の90%をWebサイト経由で直販しており、月間200万〜400万人の訪問者を獲得している。Conlowは「他社が撤退や資金調達に走る中、我々は実際に投資を展開している。先月は会社史上最大の売上月となり、約3万台を販売した。COVID最盛期でもこれほどの数字を達成した企業はないだろう」と述べた。