iOS 27パブリックベータで新Siriが一般公開

原題: Apple opens its new Siri AI to everyone with the iOS 27 public beta

なぜ重要か

25億台規模のAppleエコシステムにAI機能が本格統合されることで、AIアシスタント市場の競争構図が大きく変化する可能性がある。

Appleは2026年7月14日、iOS 27のパブリックベータをリリースし、大幅に刷新したAI版Siriを開発者以外の一般ユーザーにも公開した。世界で約25億台のアクティブデバイスを持つAppleにとって、今回は同社が再設計したAIアシスタントの最大規模のテストとなる。正式リリースは2026年秋を予定している。

Appleは2026年7月14日、iOS 27のパブリックベータ版を公開し、同社史上最大規模のSiri刷新をより多くのユーザーが試せるようにした。新しいSiriはChatGPTやGemini、Claudeなどの現代的なAIチャットボットに対抗する存在として位置づけられており、今回が開発者向けβ以外で初めて一般公開される機会となる。

新Siriの主な機能として、ユーザーのメール・写真・メッセージなどデバイス上の情報へのアクセス、画面に表示されている内容への応答、世界の最新情報に基づいた回答生成が挙げられる。アクセス方法も拡張され、従来の「Hey Siri」や側面ボタンに加え、Dynamic Islandからの下スワイプで起動可能になった。また、iPhone標準の検索ツール「Spotlight」にも統合され、ほぼあらゆる質問に答えられるようになった。

初めてSiri単体のスタンドアロンアプリも提供される。ChatGPTやGeminiに慣れたユーザーにとって馴染みやすいUIとなっているが、OS全体への深い統合を踏まえるとアプリ単独でのアクセスの必要性は低いとも言える。

iPhone(iOS 27)のほか、iPad、Mac、Apple Watch、CarPlay、AirPods、Apple TV、Vision Proでも利用可能だ。

技術面では、Apple IntelligenceのFoundation ModelsをApple Silicon向けに独自データで構築しており、GoogleのGeminiとの協業によるモデル蒸留(distillation)技術を活用している。ただし、これはGeminiの単純なリブランドではなく、Geminiを利用してiOSなどに組み込まれる小型・高効率なモデルを作成したものだ。プライバシー面では「Private Cloud Compute」によりユーザーの個人データはAppleに保存・アクセスされない設計となっている。

開発者向けβの初期テストでは、フォトライブラリからの特定写真の検索、グループテキストの要約、テキストで受信した予定のカレンダー追加、カメラ映像内の食品の栄養情報検索などの基本タスクで改善が確認されている。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →