Pi が MCP を正式サポート、姿勢を一転
Original : You Said No MCP
Pourquoi c'est important
MCP の採用が進むほど、エージェント間のツール相互運用が業界標準に近づく。
Earendil は AI エージェント製品「Pi」に MCP(Model Context Protocol)を統合した。同社はかつて公式サイトや複数のポッドキャストで MCP を否定していたが、プロトコルの進化と内部アーキテクチャの刷新を理由に方針を転換した。
Earendil はかつて pi.dev 上で「Pi は MCP をサポートしない」と明言し、ポッドキャストでも繰り返し否定的なコメントを残していた。それが今回、MCP を Pi のコア機能として取り込んだ。
転換の直接的な理由は二つある。一つ目は MCP 自体の進化。一年間の観察を経て、現行の MCP は以前とは別物だと同社は評価している。二つ目は内部的な必然性。MCP の統合に必要だった変更が、Pi の別コンポーネントである「Jev」の利用改善にもそのまま役立つことが判明した。JavaScript サンドボックスを介してツールを公開する方式は、Codex など他のハーネスと共通する設計だ。
ただし課題は残る。MCP のコンポーザビリティは依然として弱く、多くの MCP サーバーはトークン効率重視のテキスト返却に最適化されたままだ。同社は MCP が OpenAPI に近い設計——構造化データを返し、ドキュメントによるツール発見が可能——に向かうべきだと主張する。
「傍観するより、内側から対話を形成したい」と同社は述べており、小規模ハーネスでの MCP 改善に積極的に関与する姿勢を示している。